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カタチのあるものは、カタチのないものには勝らない。
業界対峙のお話です。
世の中にあるさまざまな業界。
私たちのデザイン業界と言われるところでも、グラフィック、パッケージ、
インテリア、建築、プロダクト、ファッションとさらに細分化されています。
私は、ブランディングということで外から見えるように業種定義をしていますが、正直なところ、業種を分けることにあまり意味をなし得ません。
そんなことはどちらでもいいことで、
大事なのは、結局のところ人にどれくらいの影響を及ぼすことができるか。
同業他社でもいいものはいいですし、
デザインの中でも難しさもあって、それぞれの良さがあったりします。
比較してどちらが良いなんて話はあまり意味をなさないので、
私は業界意識が他の方々よりも低いと思います。
私はやっぱり、五感覚。
その感覚をたどり、その感覚を確かめてみたり。
私が設計したいのは異なる文化であったとしても、全世界共通している未曾有の不思議なところを捉えていくこと。
音だって、香りだって、味だってすべて一貫設計されていないと本当に人の満足なんか得れるものでもない中で、相対的な考えを捨て、絶対的な見方をするべきであると私は思っています。
私は、みんなの「なんだか、いい。」っていうところをたくさんつくっていって、多くの人が、わぁ〜ってなるところをつくりたい。
こんなことは、難しい言葉だったり、複雑な図形で表されていることでは体現し続けられないのであります。
これからIOT、AIなどの時代がもう目の前ですが、人の心や感覚がより重要になり、そういう感覚からくるジャストアイデアはロボたちには負けないだろうと思っています。
カタチのあるものは、カタチのないものには勝らない。